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2011/12/19

書籍 采配 落合博満

20111218

采配

落合 博満(著)

出版社:ダイヤモンド社

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孤独に勝たなければ勝負に勝てない。
勝利を引き寄せる66の言葉

『邪念を振り切り、今この瞬間に最善を尽くす。監督の采配とは、ひと言でいえば、そういうものだと思う。』

本書は、中日ドラゴンズの監督就任から8年間を通じて、全てAクラス入り、4度のリーグ優勝に1度の日本一とう成績を残し、今期でユニフォームを脱いだ落合博満氏が、マスコミにほとんど語ることのなかった、自立型人間の育て方、常勝組織の作り方、勝つということ、プロの仕事などについて記述しています。

打率は常にリーグ下位、平均年齢の高さはリーグ1位と、勝利の条件がそろっているとは言い難いチームを「常勝チーム」へと変貌させた「采配力」

野球ファンだけではなく、
・部下をもつビジネスリーダーにとって、人材育成や組織づくりに対する考え方など
・ビジネスマンにとって、プロとしての考え方や自己啓発の方向性など

全ての方々にとって、自分自身を見つめなおすきっかけとる一冊です。

 

本書は、落合氏が選手時代や監督時代の経験からくるものであり、全ての言葉には重みがありました。

野球に携わっている方にとっては、選手として、コーチとして、監督として、それぞれの立場での考え方や取り組み姿勢など、勉強になると思います。

私はビジネスの視点から読みましたが、
ビジネスは野球のように必ずしも短期間で勝敗がつかないかもしれませんが、人材育成やリーダーシップなど、さらには「自分の人生の采配」について考えるきっかけとなります。

本書の中で、特に共感した部分を以下にご紹介します。 

ビジネスマンもプロ野球選手も、仕事を「戦い」や「闘い」にたとえれば、自分のスキルを成熟させながら、3つの段階の戦いに直面することになる。

自分、相手、数字

学業を終えて社会に出たら、まずは業種ごとに仕事を覚え、戦力になっていかなければならない。
教わるべきことは教わり、自ら考えるべきことは考え、早く仕事を任されるだけの力をつけようとしている段階は自分との闘いだ。

 

勝負事も含めた仕事というのは「生き物」だ。
経験に基づいたセオリーは尊重するとしても、一歩先では何が起こるか本当にわからない。

一般社会において、あと一歩で契約を取れなかった社員が「自分の仕事はしました」と胸を張るだろうか。
前回からの成長ぶり、その仕事にベストを尽くせたかどうかの評価は別の次元の話であり、契約を取れなければ仕事をしたとは言えない。

 

負けない努力が勝ちにつながる。

その1勝をつかむために、誰を信頼し、誰を中心に戦っていくのか。
ここがブレてしまっては、チームワークも、選手の目指す方向性もおかしくなってしまう。
これは仕事でも同じ。
とりわけ厳しい時代においては、この考えはしっくりくるのではないだろうか。

 

「毎シーズンAクラス(3位以上)に入れるチームを作ることができた要因は何ですか?」と問われた時、
答えられるのは「選手時代に下積みを経験し、なおかつトップに立ったこともあるから」ということである。

「名選手、名監督にあらず」

 

目をギラつかせ、「俺はこの世界で絶対に一流になるんだ」という若手を見つければ、彼らの自己成長をサポートしてやろうと考えるだけである。

こちらからは教えないし、育てようともしない。

ただ、私に突っかかってくるのなら、いくらでも相手になる。
昔の職人の世界なのかもしれないが、時代が移り変わっても、それがプロフェッショナルというものなのだと思っている。

ビジネスの世界にも、一流大学から大手企業に進んだエリートもいれば、コツコツと下積みから這い上がった人もいるだろう。
さまざまな歩みをしてきた人がさまざまな思いを抱えているだけに、少しでも「できる人の思い」「できない人の気持ち」両方を理解できるリーダーになってもらいたい。

 

どうすれば成功するのか、どう生きたら幸せになれるのか、
その答えがわかれば人生は簡単だ。

常に自分の進むべき道を探し求めること、すなわち自分の人生を「采配」することにこそ、人生の醍醐味がある。

 
 

1章 「自分で育つ人」になる
  本当の意味でのプロとは、自ら考え、責任を持って行動し、積極的に教えを乞い、
  成長を続ける、いわば「自立型人間」のことである。

2章 勝つということ
  そもそも、プロ野球における勝利とは何か。
  目に前の勝なのか、長い目で見てなのか。それとも「負けない」ことなのか。
  そして勝利のために、リーダーは何をすべきか。

3章 どうやって才能を育て、伸ばすか
  自立型人間になるまでは、ある程度リーダーがメンバーを育成する必要がある。
  選手だけではない。コーチやスタッフみ含め、
  彼らの才能を、どう見つけ、伸ばすか。

4章 本物のリーダーとは
  監督として8年間、リーダーシップを発揮し、チームを4度のリーグ優勝へ導いた
  指導者・落合博満。
  彼が思うリーダー像、指揮者の姿とは。

5章 常勝チームの作り方
  なぜ、落合博満が監督として指揮を執ったチームは、常に結果を出し続けられる
  組織として進化を遂げたのだろうか。
  その秘訣を今初めて明かす。

6章 次世代リーダーの見つけ方、育て方
  後継者をどう育てるか。多くの企業や組織が抱える問題でもある。
  次の世代へのバトンの渡し方、未来の託し方とは。

 

参考:ダイヤモンド社 書籍オンライン

 
 

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