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2011/10/25

書籍 スティーブ・ジョブズⅠ

20111025

スティーブ・ジョブズⅠ

ウォルター・アイザックソン(著)、井口 耕二(翻訳)

出版社:講談社

詳しくはこちら


 
 

最初で最後の決定版伝記
いま明かされる、カリスマのすべて 緊急出版

今年、一時的ではありましたが時価総額で世界一の会社となったアップルの創業者、完璧を求める情熱と猛烈な実行力の持ち主、しかし誠に残念ながら10月5日に急逝されたスティーブ・ジョブ氏。
PC、アニメーション映画、音楽、電話、タブレットコンピュータ、デジタルパブリッシング、そして小売の7つの業界を変革、今まさに目の前で起こしてきた人物の伝記です。

本著に続き、11月2日に発売が予定されている「スティーブ・ジョブスⅡ」において、アップル創設の経緯から、iPhoneやiPadの誕生秘話、そして引退まで、取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズ氏が唯一全面協力した、本人公認の書籍です。

本著は、英国「サンデータイムズ」紙、米国「TIME」誌編集長、CNNのCEOを経てアスベン研究所理事長となり、ジャーナリストでるとともに伝記作家でもある著者が、未公開の家族写真の掲載とともに、約3年にわたり数十時間にもおよぶ本人や家族へのインタビュー結果をまとめたものです。

誰もが憧れたプレゼンテーションの裏側、創業の精神や経営の極意に至るまで、その時々のスティーブ・ジョブズ氏の想いが詰まった内容であり、伝記の域を超えた経営書またはイノベーションの書として、全ての人にとって大変参考となる一冊です。

 

本著では、両親に捨てられ養子となった子供時代から始まり、アップル共同創業者スティーブ・ウォズニアック氏との出会い、アップル創業からアップルⅠ・Ⅱの発表や株式公開、マック誕生、アップルを追放されピクサーで『トイ・ストーリー』をヒットさせるまでが綴られています。

以下に、私の印象に残った記述を引用しておきます。

 

文系と理系の交差点に立っている人にこそ大きな価値がある。

21世紀という時代に価値を生み出す最良の方法は、創造性と技術をつなぐこと。
想像力の飛躍にすばらしいエンジニアリングを結びつける。

シンク・ディファレント = 他人と違う考え方
だから、消費者自身が「欲しい」と気づいてもいなかった、まったく新しい機器やサービスを開発できた。

 

アップルのマーケティング哲学

 1番目:共感     アップルは、他の企業よりも顧客のニーズを深く理解する。
 2番目:フォーカス やると決めたことを上手に行うためには、重要度の低い
             物事は全て切らなければならない。
 3番目:印象     会社や製品が発する様々な信号が、その評価を形作る。
             プロフェッショナルかつクリエイティブな形で提示できれば
             評価してほしいと思う特性を人々に印象付けることができる。

 

未来を予測する最良の方法は、自分で作り上げることだ。
ソフトウェアを真剣に追求するのなら、ハードウェアまで作るべきだ。

 

人類がなし遂げてきた最高のものに触れ、それを自分の課題に取り込む。
『優れた芸術家はまねる、偉大な芸術家は盗む』(ピカソ)

着想と創造の間には闇がある。
新しいアイデアだけでイノベーションが生まれるわけではない。
そのアイデアを現実とする行為も重要なのだ。

 

現実歪曲フィールド:カリスマ的な物言い、不屈の意志、目的のためならどのような
             事実でもねじ曲げる熱意が複雑に絡み合ったもの

人は「賢人」か「ばか野郎」しかいないし、その仕事は「最高」か「最低最悪」しかない。

 

優れた人材を集めれば甘い話をする必要はない。

そういう人は、すごいことをしてくれると期待をかければすごいことをしてくれる。
特A+のプレイヤーはそういう人同士で仕事をしたがるし、Bクラスの仕事でもいいと言われるのを嫌がる。

Aプレイヤーのチームを作りたいなら残酷にならなければいけない。

チームが成長するとき、多少ならBクラスのプレイヤーがいてもいいと思ってしまうが、そうするとそいつらがまたBクラスを呼び込み、気づいたらCクラスまでいる状態になってしまう。
Aクラスのプレイヤーは同じAクラスとしか仕事をしたがらない。だからBクラスを甘やかすわけにはいかない。

 

「神は細部に宿る」「少ないほうが多い」

洗練をつきつめると簡潔になる
デザインをシンプルにする根本は、製品を直感的に使いやすくすること。

 

顧客の要求を満たすよりも偉大な製品を作ることを優先する。

 

海軍に入るより海賊になろう。
どのようなものにも立ち向かう反逆者魂を持ってほしい、むちゃくちゃをしながらどんどん先に進む冒険好きになってほしい、自分たちがしていることに誇りを持ちながら、まわりから次々と盗むチームになってほしい。

 

『人生前半の30年は人が習慣を作る。人生後半の30年は習慣が人を作る』
(ヒンズー教の古い格言)

 

すばらしい収穫は粗末なものから生まれる、喜びはがまんから生まれる。
物事はその反対へ振れる。


 

なお、当ブログで紹介したスティーブ・ジョブス氏に関連した主な記事を以下にあげておきます。

・アップルCEOの退任を受けて、これまでの歴史を整理
 2011.8.25 Appleスティーブ・ジョブズ氏のCEO退任 2~3年後に影響が出そう

・スピーチとプレゼンの極意とYouTubeからの引用(注目の講演動画もご紹介)
 2011.7.25 書籍 スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン

 
 

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