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2011/02/28

書籍 第6の波 環境・資源ビジネス革命と次なる大市場

201102186

第6の波(The Sixth Wave)
環境・資源ビジネス革命と次なる大市場

ジェームズ・ブラッドフィールド・ムーディ、ビアンカ・ノグレーディー(著)、峯村 利哉(訳)

出版社:徳間書店

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あなたのビジネスは、サービス化できるか?

モノを持たない世界がやってくる。
サービスを売る者だけが生き残る。

資源が希少になればなるほど、ビジネス界と経済界の基礎は、商品から離れてサービスに近づいていく。
第5の波がインターネットの導入を強めたように、多くの企業はビジネスモデルの転換を余儀なくされるだろう。
第6の波の世界では、商品ではなくサービスを売る方法をひねり出した者が、最大の成功を手にすることができる。

本著は、オーストラリア国立大学でイノベーション理論の博士号を取得した新進気鋭の経済学者であり、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)の開発担当理事でもある著者が、今後は資源効率性を追求する「第6の波」の時代となると予測し、その予兆となる事例を多く紹介しています。

コンドラチェフとシュンペーターによって生み出された「イノベーションの長波」の概念を示し、過去に発生した第1から第5までの波を振り返り、波の構造や見分け方、その波から得られたチャンスを検証しています。

そして、次に発生する第6の波を予想・識別・利用するために、その第6の波を考える上での5つのコンセプトを紹介しています。

 

イノベーションによって引き起こされる変化は、3つのカテゴリーに大別される。

 1.新しい「技術」の開発という変化
 2.「市場」における変化、もしくは新旧の技術に対する需要の変化
 3.「技術」と「市場」の結合を可能とし、その結合を促進させる「制度」の変化

 重要なのは時間枠
 ・技術や市場や制度の変化は、一朝一夕には起きない。
 ・過去、現在、未来の3つの視点から見なければ、イノベーションは成功しない。

 

コンドラチェフの波

 第1の波(1780年代~1815年):綿・鉄・水力の時代
 第2の波(1848年 ~1873年):鉄道・蒸気機関・機械化の時代
 第3の波(1895年 ~1918年):重工業・電化の時代
 第4の波(1941年 ~1973年):石油・自動車・大量生産の時代
 第5の波(1980年 ~2001年):情報通信技術の時代
 第6の波(2001年頃から始まった):環境・資源の最適化

 波の初期には「混乱と不安」という特徴が現れやすく、成長期には波を支配する
 諸技術が確立されてくる。

 第5の波の戦略は、「物を売るときの取引コストを限りなくゼロに近づける」こと
 第6の波の戦略は、「売れ残りの製品を限りなくセロに近づける」、もしくは
             「売れ残りの製品から利益を得る新しい手法を見つける」

 

第6の波を形成する重要なコンセプト

 1.廃棄物はチャンス:廃棄物の再利用ビジネス
 2.商品ではなくサービスを売る:「もの」売りからサービスへのシフト
 3.デジタル界と自然界は融合しつつある:両者をつなぐ機器が登場
 4.原子は地元に、ビットは世界に:グローカリゼーション
 5.迷ったら自然を見よ:難題の解決策は自然界に存在する(バイオミミクシー)

 

I = P × A × T

 人類が環境に及ぼす影響(I)は、
 人口(P)と豊かさ(A)と技術(T)の積に等しい。

 ・人口と豊かさが増せば、天然資源に深刻な影響を及ぼす危険性が生まれる。
 ・もし、資源効率性を核として第6の波が展開されるなら
  人口と豊かさを抑制することなく、技術が難題を解決してくれるかもしれない。

 

『未来を予測する最善の方法は、自分の手で創ってしまうこと』
(ピーター・ドラッカー)

 

第5の波の情報通信技術の時代において、グローバル競争の中では日本企業は後塵を配しています。

すでに初期段階にある第6の波においても、世界の先進諸国に比べ、日本の国全体としては意識が高いとは決して言えませんが、環境に関する個々の技術は優れていると思います。

日本企業の環境ビジネスに関する技術に加え、環境市場とそれを結合する制度が確立していけば、日本の国内市場も活性化するでしょう。

そして、そこから得られた成果を世界に展開できるのではないでしょうか。

 
 

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