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2010/10/31

富士通とNECの決算 2010年度(平成23年度)上期【第2四半期(2010年4~9月)】

20101031nec_vs

先日、富士通㈱と日本電気㈱(NEC)から、2010年度(平成23年度)上期【第2四半期(2010年4~9月)】の決算が発表されました。

海外での回復ペースの減速、新興国向け輸出増勢の鈍化傾向、円高の影響に加え、国内における投資回復の遅れが影響しているようです。

20101031nec_vs_2

特に国内のITC投資においては、金融業などの一部の業種向けサービスが改善傾向にあるものの、全般的なIT投資の回復の遅れにより売上は減少しています。

 
 

2010年度(平成23年度)上期【第2四半期(2010年4~9月)】

                 富士通              NEC    

 売上高     2兆1,474億円(1.8%減)     1兆4,692億円(11.2%減)
 営業損益        471億円(653億円増)       11億円(388億円増)
 経常損益        314億円(611億円増)      △223億円(276億円増)
 当期純損益      190億円(55.9%減)        △270億円(166億円増)

   注:( )対前年同期増減

 

富士通
・2009年10月のHDD事業の譲渡と為替影響による減収が影響しているようですが、
 それを除くと増収となっています。
・収益面においては、採算性が悪化していたHDD事業を譲渡した影響や、LSI事業の
 構造改革効果などにより改善しています。

NEC
・NECエレクトロニクス(現ルネサスエレクトロニクス)が連結子会社でなくなった
 こととキャリアネットワーク事業が減収になったことが大きく影響しています。
・収益面については、NECエレクトロニクスが連結子会社でなくなったことにより
 営業黒字化を達成しています。


 

富士通のセグメント別(対前年同期増減)

テクノロジーソリューション

□売上高:1兆4,008億円(2.3%減)、営業利益:563億円(250億円増)
□内訳
 サービス事業
  ・売上高:1兆1,291億円(3.8%減)、営業利益:385億円(41億円増)
  ・第2四半期単独:金融分野の大口顧客向け基幹系システムの更改対応商談が
   あったことなどにより増収
 システムプラットフォーム事業
  ・売上高:2,716億円(4.3%増)、営業利益:178億円(209億円増)
  ・第2四半期単独:サーバー、ストレージなどの統合、仮想化商談が底堅く推移
   し、欧州ではPCサーバーなど、米国ではキャリア向け光伝送システムを中心と
   して増収

ユビキタスソリューション

□売上高:5,412億円(5.8%増)、営業利益:151億円(20億円増)
□内訳(第2四半期単独)
 ・PCは、前年同期に景気低迷を背景とした企業の投資抑制、新OS搭載機発売前の
  買い控えの影響もあり増収
 ・ナビゲーション向けなどのモバイルウェアは、政府のエコカー普及促進税制終了
  前の新車購入の駆け込み需要などにより増収

デバイスソリューション

□売上高:3,196億円(15.0%増)、営業利益:113億円(293億円増)
□内訳(第2四半期単独)
 ・LSIが、携帯電話やサーバー向けを中心にした所要回復により増収
 ・電子部品の市況回復により伸長

 
 

NECのセグメント別(対前年同期増減)

ITサービス事業

□売上高:3,710億円(1.7%減)、営業損益:35億円(60億円減)
□内訳
 ・金融業、製造業などの一部の業種向けSIサービスやアウトソーシングサービスが
  改善傾向にあるものの、国内全般的なIT投資の回復の遅れにより売上減少
 ・営業損益は、売上の減少やサービス関連事業およびグローバル事業拡大に向けた
  投資の増加などにより大きく悪化

プラットフォーム事業

□売上高:1,768億円(6.4%増)、営業損益:△15億円(119億円増)
□内訳
 ・ソフトウェアや企業向けネットワークなどが堅調に推移したことなどにより増収
 ・ソフトウェアは、仮想化によるシステム統合、運用管理領域、コンプライアンス
  対応に向けたセキュリティ領域が伸長
 ・ハードウェアは、大型案件によるUNIXサーバーの伸長に加え、IAサーバーが堅調
  に推移し、前年同期並みを確保
 ・営業損益は、売上の増加や継続的な費用削減などにより大きく改善

キャリアネットワーク事業

□売上高:2,710億円(12.2%減)、営業損益:70億円(54億円減)
□内訳
 ・海外向け無線通信機器の売上の減少、海洋システムの契約手続きの遅れなどに
  よって減収
 ・営業損益は、費用削減を行ったものの海外における売上の減少などにより悪化

社会インフラ事業

□売上高:1,379億円(6.3%増)、営業損益:40億円(13億円増)
□内訳
 ・交通、消防など社会システム分野が堅調に推移したことで増収
 ・営業損益も、売上の増加やコスト削減などにより増益

パーソナルソリューション事業

□売上高:3921億円(8.2%増)、営業損益:29億円(53億円減)
□内訳
 ・携帯電話機市場において、競争激化による販売不振でモバイルターミナル事業が
  微減したが、企業及び個人向けパーソナルコンピュータの売上増加などで増収
 ・営業損益は、携帯電話機の売上の減少などにより減益

 

【参考】

 2010.10.27 富士通㈱「2010年度 第2四半期 連結決算概要」発表資料

 2010.10.28 日本電気㈱「2010年度 第2四半期 連結決算概要」発表資料

 

電機とITの決算 ≫ 富士通とNECの決算 2010年度(平成23年度)上期

 

 

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