IT業界の生きる道
利益 = f(価値創造,価値獲得,価値伝達)
この公式は成り立つのだろうか?
価値創造:優れた技術や商品・サービスを創造して、
- ・技術イノベーション、新市場の創造と顧客ニーズ合致を図る。
- ・そのためには、効果的な商品・サービスの開発、品質・コスト・スピードを高次元で達成できる価値創造プロセスが必要である。
価値獲得:顧客価値の創出に向けた事業構造を確立して、
- ・経営戦略の立案と実行、儲けの仕組みを構築する。
- ・そのためには、自社の組織力強化や他社との連携、アウトソーシングで、差別化と独自性の実現が必要である。
価値伝達:検索、経験、参加・修正、認知を通して、
- ・創造・獲得した価値を顧客に的確に伝達する。
- ・そのためには、顧客とのインターフェース改革、リレーションシップ構築が必要である。
しかし現在は、
- ・リバースエンジニアリングの発達で、開発した技術はすぐに模倣される。
- ・モジュール化により、市場参入が容易である。
- ・インターネット等で市場の最低価格を簡単に確認でき、価格競争が助長される。
- ・商品ライフサイクルが短くなっているため、
新商品に切り替えるための開発コスト負担が大きくなる。
総生産量が少くなるために製造コストが高くなる。
などなど・・・
自動車業界は高業績を確保しているし、競争力も世界をリードしているではないか!
IT業界は、優れた商品・サービスを開発し、販売量が増えても大きな利益を確保できなくなったのはなぜだろうか?
売り方の問題だろうか?
技術の電子化・デジタル化、オープン化、これは業界固有の問題に限らず、将来のモノづくりを象徴しているのだろうか。
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